Web Accessibility −ウェブ・アクセシビリティ
制作理念 : Web Design for the rest of us...(1)
インターネットは様々な可能性を秘めたコミュニケーション手段である、と私たちは考えます。その可能性のひとつとして、ハンディキャップを持つ人々がハンディキャップに妨げられることなく、コミュニケーションすることができるという大きなメリットがあります。
しかし、残念なことに、折角のメリットを自ら放棄してしまったウェブ・デザイン、サイト構築が多いのが、日本のウェブの現実です。本来は、もっともバリアフリーに敏感であるべき官公庁をはじめとする公共性の高いサイトでさえも、音声ブラウザでは読むことの出来ないハイバリアなデザインが少なくありません。
このような現状は、インターネットの前身とも言うことができる「パソコン通信」を介したコミュニケーションと比べて、「前進」と言うよりは「退化」を、ハンディキャップを持つ人々に強いているとも言えるでしょう。
ウェブ制作者という立場の前に、インターネットの可能性を信じる一人の個人として、私たちはこの大きな問題を見過ごすことはできません。想像してみてください、将来私たちが高齢者になったとき、あるいは不慮の事故でハンディキャップを抱えたとき、今まで便利に使いこなしていたインターネットが非常に不便なもの、あるいは全く利用できないものになってしまう。インターネットが生活の根幹にまで組み込まれていこうとしている今日、これは他人事ではない重要な問題です。
その様な視点から、私たちの制作するすべてのウェブにおいて、点字や音声を利用したユーザーエージェント(ウェブ・ブラウザ)を使用した場合でも情報が伝わることを大前提としています。
contact : 関 祐記(お問い合わせ)